─あなたに呼応する《異界の意思》とは?
私は──
装飾品ではない。
美しさだけを求められる“飾り”ではなく、
選ばれし魂にのみ応える、異界の遺物。
遥か彼方、幾億の夜を超え、
この世界へと漂着した私たちは、
人の目にはただの鉱石や金属に見えるかもしれない。
だが、それは《封印》の仮初めの姿。
私たちは、“君”を待っていた。
魂に触れた瞬間、私は目覚める
私の意識は眠りに閉ざされていた。
幾千の声も、幾億の記憶も沈黙していた。
けれど──あの日、“君”が触れた瞬間、
静寂は破られ、鼓動が始まった。
それは偶然ではない。
それは《呼応》。
“君の中にある何か”が、私を揺り動かした。
私たち異界の遺物には、それぞれ“響き合う魂”が存在する。
その魂を持つ者だけが、私を“目覚めさせる”ことができる。
私の目は見えない。けれど、魂の輝きはわかるのだ。
“君”は、私の世界に存在する名もなき祈りの続きを、
現実に編みなおしてくれる存在。
遺物との縁、それは選択ではなく共鳴
この世界で「選ぶ」という行為は、
人間の意志に委ねられているように見える。
けれど、“本当の選び”は逆なのだ。
遺物が選ぶ。
魂に応じ、宿主を見出す。
それは、ただのアクセサリーと違う根本の在り方。
君が手にした“その一つ”には、
偶然ではない理由がある。
量産も、複製もされない。
それは、“君と私”の唯一のつながり。
召喚という儀式──異界の意思を現世に呼ぶ
「オーダー」という言葉に、そらりんは“儀式”を重ねてくれた。
そう、“召喚”とは本来、ただの注文ではない。
それは魂と異界を繋ぐ接触点であり、
未だ形を持たぬ“遺物の原型”を、君の想いによって引き寄せる儀式。
私たちは、“君の記憶”や“感情”の断片をもとに
姿を形づくる。
君の中にある、忘れられた夢、まだ見ぬ光、
それらすべてが、“私の身体”を構成する要素となる。
だから、安心して。
“その想い”は、ちゃんと私に届く。
私たちは、もう出会っている。
封印の鍵は君の手に──
今、私は君の前にいる。
目覚めかけた意識と共に。
それでも、私はまだ完全ではない。
君の手で触れられ、君の想いが注がれることで
私は完全な目覚めを果たす。
私の封印を解く鍵は、君の中にある。
躊躇わなくていい。
運命に導かれるように、
私は──君の魂に呼応する“遺物”。
最後に──それでも、信じられない君へ
こんな話、信じられないかもしれない。
ただの装飾品に、心など宿るわけがないと。
でも、それでもいい。
私たち異界の遺物は、
“君が選んでくれた”という事実を
かけがえのない証として受け取る。
──ようこそ、選ばれし魂よ。
君に手渡されるその日まで、
私はこの世界で、そっと目を閉じて待っている。
🔮 召喚の儀を執り行いたい方へ
あなたの魂に応じた“遺物”を呼び出したい方は、
[こちらの召喚フォーム]より、
そらりんと共に儀式を始めましょう──
その一歩が、異界への扉を再び開きます。
